Tour de France 2009に行ってきた(準備出発編)
何年か前からツール・ド・フランスを現地で見てみたいなぁ〜と思っていましたが、ついに今年、現地に行ってきました。

(写真:マイヨジョーヌを着るコンタドール)
「ツール・ド・フランス」というのは世界最大の自転車ロードレースで、フランスを一周するようなコース、今年は約3460kmを23日間で走ります。日本ではサイクルロードレースの知名度は低いですが、ヨーロッパではサッカー並に人気のスポーツです。そんなレースを観戦に行ってきました。いゃーすごかった。ツールが世界最大の自転車レースと言われる所以が分かったような気がします。ただレースの開催規模が大きいというだけでなく、それを支える地域と人々、自転車に対する文化と歴史、それを少しでも垣間見ることが出来たと思います。
日本人が出場!そして活躍!これはとても凄い事!
また今年のツールは日本の自転車ロードレース界にとっても、新しい歴史が開かれた大会となりました。今回、「よし行こう!」と決めたら、日本人が二人も出場することが決まり、とても良いタイミングで行けました。日本人で出場したのは、Bbox Bouygues Telecom所属の新城幸也選手、SKIl SHIMANO所属の別府史之選手。
レース後半〜最終日のゴールを観戦する日程で行ったのですが、最終日にパリで待っていても日本人のゴールは見られないのではないか...という気持ちがちょっとだけありましたが、全くの杞憂に終わりました。二人とも無事に最後まで完走するだけでなく、各ステージですばらしい仕事をして活躍しました。そして最終日のシャンゼリゼ、フミが逃げる姿をこの目で見られるとは...
ということで、次回また自分が行くときのために、そして誰か次に行く人の参考になればと思ってまとめてみます。
BouyguesTelecomはフランスの通信会社です。日本で言えばSoftBank的なポジションなのかな?Bboxというのは、そのブイグテレコムが発売しているインターネットボックスらしいです。YahooBBのモデムみたいな感じなのだろうか?
SKILは工具とかを扱っている会社です。SHIMANOは自転車パーツでは世界トップシェアを誇る日本の会社です。シマノは釣り用品でも有名ですね。
今回の旅程
今回は仕事とかもいろいろと調整をして(ご協力いただいた皆さんありがとうございます)、ツール後半の16,17,18,19,21ステージを観戦する日程を組みました。大手旅行代理店もツール観戦ツアーを用意していたりしますが、今回の旅は全て自分で組み立てた個人旅行です。
自分一人で行くならば旅行代理店のツール観戦ツアーでも、車中泊で無計画のいきあたりばったりの旅でも良かったんだけど、今回は家族(妻と1歳10ヶ月の子供)を連れて行くので、全て個人手配をして計画を練りました。子供が自由にできるように、移動はほとんどレンタカー。

16ステージから観戦するスケジュールを組みましたが、これは移動のしやすさも考えています。16ステージからはいわゆる「アルプス」の山々を走るルートですが、16,17,18ステージはそれほどお互いに離れていなくて、1カ所を拠点にすれば各ステージを見て回れそうだったので、中間地点のChamonix-MontBlanc(シャモニー・モンブラン)を第1拠点にすることにしました。
一番心配なのは子供の体調なので、ゆとりのあるスケジュールを組みましたが、レースは常に200kmくらいずつ移動していくので、レースを見るには追わなければなりません。本当は20ステージのモンバントゥーも見たいのだけど、さすがにルート的に厳しいので、20ステージは見ずに、21ステージのパリに先回りしました。
各日のメインイベントは以下の通り。
- 7/18 日本出国 / 機内泊
- 7/19 EU入国 / ジュネーブへ移動 / ジュネーブ観光 / ジュネーブ泊
- 7/20 レンタカー借りる / シャモニーへ移動 / シャモニー泊
- 7/21 16st観戦 / シャモニー泊
- 7/22 17st観戦 / シャモニー泊
- 7/23 18st観戦 / アヌシーへ移動 / アヌシー泊
- 7/24 19st観戦 / リヨンへ移動 / レンタカー返す / リヨン泊
- 7/25 リヨンからTGVでパリへ移動 / パリ観光 / パリ泊
- 7/26 21st観戦 / パリ泊
- 7/27 パリ観光 / パリ泊
- 7/28 レンタカー借りる / モンサンミッシェルへ移動 / モンサンミッシェル泊
- 7/29 CDG空港へ移動 / レンタカー返す / EU出国 / 機内泊
- 7/30 日本帰国
ちなみに日程の組み立ては、いつも仕事でプランニングに使うOmni Planを使いました。各タスクを並べていけば、スケジュールの矛盾点の発見や再調整も簡単にでき、進捗状況も確認できたりとても便利なソフトです。Microsoft Projectみたいなプロジェクト管理に使うMac用のソフトです。

フランスでiPhoneを使う
期間中は全く仕事をしない訳にもいかないので、今回はMacBookの他に、iPhone3GSも持って行きました。iPhoneを海外で使うのは初めてでしたが、パケット通信をしなければ(データローミングは高額請求になる)、海外ローミングで普通に使えます。電話とWiFi端末としてそれほど困ることもなく使えました。普通に日本から仕事の電話も(深夜だけど)かかってきますし、こちらからもかけられます。ただ、iPhoneでは電話帳に登録してるままではかけられないので、電話帳を編集して頭に +81 を付けるか、手動でダイアルする必要があります。MacBookの方はホテルのWiFi等に接続して事務所にVPNを張ってしまえば、日本にいるときとほぼ同じ環境で仕事が出来ました。

(フランスでソフトバンク契約のiPhoneを使う)
iPhoneの通信キャリアは「自動」にしておけば、その時に条件の良いキャリアが自動選択されるようです。OrangeはNTTドコモ、SFRはKDDIな感じだと思います。どのキャリアでも電話はつながるようです。ここでは応援の意味も含めて、新城選手の所属チームのブイグテレコムを手動選択してみましたが、ブイグテレコムの電波エリアは狭いようで、すぐに圏外になったりします。通常は「自動」にしておけば良いです。

(パリの空港にはサービスコンセントがたくさんあった)
飛行機はエールフランス

第1拠点にするシャモニーモンブランに行くには、日本からパリで降りて移動するよりも、スイスのジュネーブに降りた方がシャモニーへ近いので、まずはジュネーブ行きの航空券を取りました。結果的にはパリでトランジットするのですが、購入した航空券は
- 行き:AF277 / 成田→シャルルドゴール
- 乗継:AF1642 / シャルルドゴール→ジュネーブ
- 帰り:AF278 / シャルルドゴール→成田
というエールフランスを使ったオープンジョーのチケットです。航空券の仕組みが難しくてイマイチ理解できていないですが、もう少しうまくやれば格安な航空券もあるのかも? でもパリまでは12時間のフライトで、さらに乗り換えするので、子供の体力も考えて最短のフライトを選択しました。
1ヶ月前以上の予約FIXなので、正規料金の半額くらいに値引きがされていたようです。さらに燃料サーチャージが7/1から値下がりするというニュースを見ていたので、購入は7/1にしました。

(Beef with sesame miso sauce, steamed rice を選んだら牛丼だった)
幼児の飛行機について
子供(1歳10ヶ月)の分の航空券については、「座席を利用しない2歳以下の幼児(INFANT/インファント)」が国際線に搭乗する場合は、大人料金の10%で乗れるみたいです。ただし「座席を利用しない」なので、基本的にはずっと大人の膝の上が席になります。偶然にも隣の席が空いていれば、そこに座らせることもできると思いますが、基本的には起きているときも寝ているときも機内食の時も、ずっと大人の膝の上です。
今回は幼児としてINFANTを使いましたが、行きの飛行機は満席だったので、12時間ずっと交代で膝の上に座らせていました。大人も子供もかなり疲れますが、騒がずによく眠っていてくれたので助かりました。iPhoneに入れておいたペネロペとかアンパンマンとかトーマスの動画も役立ちます。iPhoneは「機内モード」があるので、機内でiPod Touchとして使うことができます。また、行きの飛行機は、いわゆる「スクリーン前席」にしてもらえたので、少しは足下に空間の余裕があって助かりました。スクリーン前席では幼児向けにバシネットというのが使えて、簡易ベビーベッドみたいなのを設置できるのですが、うちの子は10kgを越えていたので2歳未満でも利用できませんでした。

(座席番号を表示する部分がINFとなったチケット)
帰りの飛行機は席が空いていたので融通してくれて3席を使うことができました。ちなみに大人料金の33〜50%を支払うと、幼児料金ではなくて小児料金となり、席が確保できるようです。予算に余裕があれば席を確保することをオススメします。
また、日本からベビーカーを持って行って、移動中はできるだけ乗せておくことにしました。自分で歩くこともできるので、ベビーカーは無くてもどうにかなりそうですが、荷物もたくさんあるし、抱っこしなくても寝せておけるので、基本はベビーカーに乗せて押して歩きます。走り回って迷子になっても大変なので、折りたたみできるベビーカーを持って行くことをオススメします。空港でも搭乗の直前まで使うことができて、何かと安心です。国際線では(機体が大きいので?)手荷物として、機内の荷物室に預かってくれてタラップまでベビーカーで行けました。パリからジュネーブへの乗り換えEU便は、(機体が小さいので?)チェックインカウンターで預け荷物にしないとダメでした。

大人の食事はパンとパスタでどうにでもなるのですが、うちの子供がアレルギーで卵と小麦粉と牛乳を食べないようにしているので、子供の食事は日本から米(お湯を入れると炊きたてのご飯になるアルファ米)とレトルトの赤ちゃん食を30食分くらい持って行って、足りない分は現地のスーパーで食材を調達したりしました。飛行機の中ではお湯をもらって、アルファ米をふやかしたり。
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